言葉にならない。錦糸町までの帰り道にある吐瀉物は、わたしのものだ。あまりにも烈しい感動によって嘔吐してしまった。こんなこと生まれて初めてだ。マスクがいろんな液体でベチャベチャになった。 稚拙な言葉で語りようもない。 でも言葉にしないと死にそ…
肋骨の隙間に愛が挟まってとれない どうにも不在のなかに存在があるようだ 痛みが味覚のない過去を知らしめる 自分の耳からしか心臓の鼓動は聞こえない ここからじゃ見えない 遠くから慣れ親しんだ闇がみている 指先から後悔が錆のようにひろがる もうすぐ唇…
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