詩②
夢の中で ゆめみたいだ って笑った
砂漠を歩く人々 前倣えで 歩いた
喉が乾いた ような気が した
あなたがオアシス ださい形容
手を繋ぎ合うなんて 分かり合うなんて
誰ともしたくなかった
差し出された水 中途半端に残した
人のために歌うな 自分のために歌え
あなたの優しさ 消費しただけ
過ごした 時間 より
帰り道に聴いた 音楽 ばかり 覚えている
愛をこめて なんて できやしない 私に
永遠の作り方 教えてくれた
慣れないけれど やってみる
ルート分岐していく 未来
私を傷つける私 あなたが逃がした
手の甲に落ちてくる唇
傷を舐めあう ライカンスロープ
ほんとうのことは 後になって嘘になるね
伝えられず 後悔 役に立たず
夢の中で ゆめみたいだ って笑った
「あらゆる悲劇は 見方によっては 喜劇に変わる」
あの日途中で寝たよな
見れなかった古い映画 エンドレスリフレイン
おやすみなさい 興味無い
劇的な ラストシーン
有名らしい それが何
褪せずに生きる あなたがいる
忘れないでいる わたしがいる
それだけで 充足 知足
今も知らない 結末
点滴のように こころに 希望が落ちる
そんなふうに 感じてた
知ったこっちゃ ないよな 今更すぎる
今夜も枕元に おいで そこで見下ろして いて
夢でしか 泣けないわたしを
みっともなく 生きるわたしを 見守って いて
そうしたら見える気がする
直視できなかった 虹彩
ほんとうに綺麗だった 綺麗だったよ
夢のなかで また 夢で
笑って