雑談
この前、とある飲み会にて話していた。
ヘラヘラ笑っていたら、
突然ある男の子が真剣な表情で聞いてきた。
「わちこさん。
将来結婚する女性を選ぶなら、
どんな人がいいと思いますか?」
なるほど。
ふふ。
いや、男に聞けや。知らんがな。
私ちんちんないし。
とか思いながら、逡巡。
そだなあ。
「やっぱ……10年は抱ける女、じゃないか」
ゴリゴリに男らしい回答した。
というのも、私は思う。
抱かれる人間というのは、基本的に優しい。
惚れた男にすら自分を抱かせない女。
これはもう、ちょっと情みたいなところが薄いんじゃないかと思う。逆も然りよ。男の方も最近は抱かせないじゃないか。最近はね。
情のある女がいいぞ。とかなんとか言ったり。
で、この話の大事なところは。
そんなにイケメン/美女と結婚できないですよ。
ってみんな必ず言うわけです。
なぜか。顔の話してないのにね。
違うんですよね。
神は細部に宿る。
木を見て森を見ずも良くないけど、
森を見て木を見ず、もよくない。
例えば目の形を見ながら興奮することもできる。まつ毛の長さに興奮することもできる。足の裏を見て興奮することもできる。脇見て興奮することもできる。細胞の分裂にすら……
まあこれは若干極論です。
でも、自分にとって芸術的本能、即ち感性を刺激される部分を見出して愛で続ける。これができたら一生抱ける。
で、これを可能にするのはなんなのかというと、知性だと思うのだよね。美しさの価値観がきちんと自分の中にある。完璧な美を求めるのではなく、欠けたものを補う知力があること。
だから、「どんな人なら結婚してもいいかな〜〜」なんて、そんなこと考える前にちゃんと自分でいろんな人と会って、いろんな価値観に触れて、いろんな経験をしてから、結婚相手を探した方がいいんじゃないか。そうやって選んだ相手は、まあそう簡単に別れないと思うよ。
どんな人なら、じゃなく、自分の審美眼でしょ。
と答えたのだけれど、納得いく答えを出せられたか微妙だなと思う。事実、不服そうな顔をしていた。私も最終的に論点ズレているね。
なんだろうなあ。
結婚相手に相応しい人間?
数字にならない部分だと思うんだよな〜
考えよーーー。
2019/07/16