NARRATIVE

闘病日記と化した雑記です。

日記 7/31-8/2

 

ほんとうにいつも明るくて笑顔の友人からLINEがきた。なんだろう? と思い見てみると、唐突に、「私彼氏の前だとめっちゃメンヘラなんだよね、もうだめかもしれない」と告白しだして焦りすぎて紅茶を零した。気がつくと周りがメンヘラまみれになることの多い人生だったので(誤解のないように言っておくが、わたしは世間様からメンヘラと呼ばれるタイプの人間が大好きである。何故そんなことを…という行動の、何故…の部分に惹かれてしまう)、死ぬほどワクワクしながら話を聞いていたが、なんだか拍子抜けしてしまった。

 

彼女曰く、信じているたった1人にしかこころを開けないけれど、それが限定的すぎて不安になってしまうのだそうだ。世界で唯一のその人を失うのが恐ろしくなってしまい、恐怖から凶暴になってしまうらしい。ほんとうはもっと「普通に」愛したいのに。

 

メンヘラとは。

そんなこと言い出したらシェイクスピアの登場人物は殆どメンヘラしかいないじゃないか。世界でたった1人の存在に執着してしまう? 結構じゃないか。大いに結構。まったく変な言葉を生み出したものだ。

 

「普通に」ってなんだろう。

わたしはまったくおかしいと思わなかったよ。

その彼氏もどんな事されても一緒にいるんだろう。

 

人間の行動は、時として、どんな言葉をかけていても、態度で示していても、「離れないで傍に居る」というのが1番の意思表示になっているものだと思うよ。

だから、希望を失わずに話し合ってみたらどうだろう。

 

そう言った。心からそう思う。

実際私はそうだから。

自分の両親を見ていたからというのも大きい。

 

自分で自分の行動がわからなくなったら、信じられる人の目を見ればいい。真実に分かりあっている人との視線の交錯は、なによりも正確に、こころに届く。

そういう人と一緒にありたいものだ。

私には家族がいるから有難いな。

 

Sanctuaryを大切にね。

 

 

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(Thinkin Bout You / Frank Ocean)

 

 

なんだか、昔からよく、「何考えているか分からない」と言われていた。まあ、最近も言われた。「何考えているの?」って。

その言葉は、わたしにとって、とても悲しい。そんな事いわなくてもいいじゃないか、と思う。何故なら、その発言には、「あなたを分かりたい」という意志よりも「わたしに分かりやすく表現してくれないか」というニュアンスの方を強く感じてしまうからだ。適応できない自分を責める。

 

 

忘れていた。これは日記だ。

 

最終通しがあった。うん、手応えあり。

なんとかなりそうだ。

稽古もこなし、どんどん良くなっている。

ただ、家に帰るとドっと疲れがきてしまった。

しっかり休まないとこりゃまずいぞ。

 

コロナじゃなかったら。

もっと多くの人に見てもらえたのだろう。

……と、思ってしまう。

が、コロナとはいえ、それは、つまるところ環境の問題だ。環境のせいにしているということは、これは言い訳なのだ。今は今だ。ベストを尽くすしかない。

やりきろう。

 

 

 

 

そして人生は続く。

 

 

2020/08/02 御法川わちこ