Be yourself no matter what they say.
Sting - Englishman In New York (Official Music Video) - YouTube
今日は本当に星が美しい夜だった。
何度も泣きながら歩いた帰路。
今夜もまた無意味に感覚が鋭くなる。
月は見えていない。
昔……。
その子は言った。
「私、こんな風に悪口言われてると思うと、怖い」
怯えた表情で。
数分後。
その口から他人への不満と愚痴が噴出した。
悪口を言う時に笑うのは、罪悪感からか。
彼女の言葉はもう私には届かなかった。
あの時の感情を長らく忘れていた。
人と話すと、色々なことを思う。
早々とジャッジしようとする怠け者の己を叱りながら、相手の言葉に耳を傾け、情報を整理して、思考する。これは、誠実であろうとすればするほど、精密な心の動きを必要とする。そして、摩耗する。
思想と思考は違う。
何が正しいのか、何が間違っているのか。
そんなことは、もはや、問わず語りに話は流れる。正義とは、環境に左右される。そして、偏見の塊が、正義と呼ばれる。
私はどこに立つのかも分からず思考する。未熟さを噛み締める歯列は、それすら噛み合わせの悪いままだ。
私はきちんと私の脳みそを信用しているか。
自分の目と耳と脳みそ。
そして心の働きで判断しているのか。
見極めて、判断し、決断する。
勇気を持て。
私は、私を信じるしかない。
その強さがいつか優しさに変わる。
愛とは、愛としか呼べないものをそう言い表す。
弱いままで誰かを守れると思うのは傲慢だ。
誰も傷つけないで誰かを守ることもできない。
私は私の偏見のために正義を掲げる。
貫ける信念を、揺るぎないひとつのものを。
そして人生は続く。
2019/09/06