演劇について:備忘録(2019/12/08)
演劇は神に捧げるものだった.
=あらゆる演劇は捧げるものなのだ.
自分のために,自分を見せるために,
演劇をやるという選択肢は最初からない.
という基礎中の基礎に改めて気づかされる.
シェークスピアの偉大さ.有難い.
①神への供物としての自分に酔う,
②自分がなんのために存在しているか問う,
③他人の存在を見失う,
④己を魅せることに集中しだす.
トランス状態に至るのは正解.
だが,現実からトリップして自分の世界に迷い込む.そして行き先を見失うのは悲劇だ.
これは負の循環だ.
神も人も劇場も音や光たちも報われない.
(しょっちゅう失念するのは素人まるだし反省)
舞台上で考えてはいけない.
それは舞台の外でやってこなくてはならないこと.その行動自体が,怠慢だ.
どんだけ舞台上で楽して,どんだけ舞台外で苦しむか.
そこの勝負にもっていけたら,上出来な気もする.
舞台上でどれだけいい子になれるのか戦っているうちはまだ,演劇の神の寵愛をうけることはないのだろう.
神様だって先生だって,やっぱり手のかかる子が気になる.
あらゆる魅力は予測もつかない部分から顕現し,或いはそれが人間性の肯定に繋がるのかもしれない.
そしてそれを考えるのが役者の仕事か.
役者として生きるということは,捧げること.
そして多分,それは人格なのだろう.
姿勢や格好を気にするのは,無駄なJamming.
対策は1つしかない.
どのように生きるか?
そうです.
私生活から見直そうと決意.
そして人生は続く。
2019/12/08 御法川わちこ